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カフェ リーダー山田快起
2021年入社
2024年よりThe HARVEST Cafe 店長
「飲食店の役に立ちたい」
10年ほど飲食店に勤めていた私がそんな思いで転職活動をしていた際、ローヤル物産の求人を見つけました。
“食器の提案営業”という言葉に惹かれたと同時に、「飲食店の食器購入の頻度ってそこまで高くないよな?」という思い込みも、当時は恥ずかしながら抱いていました。
しかし実際に営業として仕事をしてみると、ただ単に足りない食器の補充だけではなく、メニュー変更・新メニューに合わせた食器の提案依頼、什器やメニューブックのご相談といった具合に業務は多岐にわたり、私の先入観は吹き飛びました。
器の作り手、納品した飲食店のスタッフさん、そのお店に集うお客様など、多くの方に喜んでもらえる本当に素敵な仕事だったのです。
そんな営業職としてのやりがいを感じる中で、いつしか「また飲食店で笑顔を集められる場所を作りたい」という想いも、日を追うごとに大きくなっていきました。
ここでいう笑顔とは、お客様だけではなく、働いてくれるスタッフ、お取引業者様といったお店に関わるすべての人の笑顔のことです。
誰かが我慢するわけでもなく、関わる人皆が笑顔になるお店が”良い店”であると私は考えています。
大学卒業時に飲食店に就職すると決めた際、「飲食店で働くということは、もっと誇るべき事だ」と当時の上司に教えられた言葉は、折に触れて思い出します。
労働環境やそれに伴う人手不足など、飲食店を取り巻く問題は絶えませんが、仕事としてお邪魔したお店に食事に行った際に、そこで働くオーナーさん、店長やシェフ、アルバイトスタッフの方から”誇り”を感じたことも、「また飲食店に!」という想いを強くさせたのかもしれません。
そんな時に”HARVESTの二号店を鎌倉に、しかもカフェも併設する”というプロジェクトを耳にし、こんな貴重な事を経験できる機会はこの先ない、このタイミングを逃したら後悔すると思い、手を挙げさせてもらいました。
想いを快く受け止めてくれて、チャレンジの機会を与えてくれた社長をはじめ、会社には感謝しています。
当社では初となる飲食店オープンなので、文字通りゼロからのスタートです。
本当に細かい事も決めなければならなかったり、時にはどう決めていけば良いのか分からないという事も多々ありましたが、将来に必ず生きると思えるような経験ができました。
勿論、オープンしてからも苦悩や困難、難しい決断を迫られる場面などありますが、お客様に喜んでいただけることを第一に考え、末永く愛されるお店にしていきたいです。
そして、働いてくれるスタッフにも”誇り”を感じてもらえるよう、環境を整えるのも使命だと考えています。
たかが一店舗かもしれませんが、将来的に店舗数が増えた時、携わってくれる人の数が増えた時、その分だけ”誇り”を持つ人が増えてほしいと願っています。
いつの日か「飲食店で働くことはかっこいい」という声が溢れる世の中になってほしいなと思います。